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<スペシャルインタビュー>ウォーキングスタイリスト小野寺MARIKO - 投稿 - 株式会社ヴァンヴィーノ

<スペシャルインタビュー>ウォーキングスタイリスト小野寺MARIKO

Medical コラム

今回は、メディアでも有名なデューク更家氏を師匠に持ち、「いつまでも自分の足で歩ける喜びを」をコンセプトに全国でウォーキング指導をされている小野寺MARIKOさんにお話を伺いました。正しい歩き方ができていますか?ぜひチェックしてみてください。

ぴんしゃんウォーキング〜最期まで自分の足で歩ける喜びを

デュークズウォーキングの小野寺MARIKOです。

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ウォーキングを教える仕事に就いてもう14年になります. ウォーキングドクターデューク更家先生が私のウォーキングの師匠です。 まず今回は私がウォーキングに出会ったきっかけを簡単に…。

初めて出会った時は、まだデューク更家の名前は知られていなかったので、その容貌に「うさん臭そう!ちょっと習ったらすぐにやめちゃお!」と思っていたのですが、習ってみるとその理論の奥深さに驚き、レッスンの楽しさにすっかり引き込まれてしまいました。

デューク更家がこのウォーキングを作ったきっかけは、自身の母の出来事がきっかけです。 ある時病院で「このままで行くと肝硬変になってしまうから、歩いて健康を取り戻してください」と医師から告げられたデューク更家の母は、それから毎日和歌山の浜辺を歩き続けました。

しかし数ヶ月後の検査でも結果は変わらず「もっと歩いてください」と言われたため、さらに浜辺を歩き続けたのですが、歩き方が間違っていたせいか、膝を痛めそれがもとで転倒→車いす生活になってしまいます。 歩く事に恐怖を覚えてしまい、車いすに乗ってたった半年でこの世を去ってしまった母。 そのときデューク更家は思いました「歩く事は身体によいと言われているけれど本当に良いものなのだろうか。もしかしたら母は歩かなければもっと長生きをしたのではないか」

「最期まで自分の足で歩ける喜びをたくさんの人に伝えたい」 これがデューク更家のウォーキングの原点です。 このためにデュークズウォーキングでは「ぴんしゃんウォーキング」というレッスンを行っています。 ピンと立ってシャンと歩こう!という目的のウォーキングです。年齢は問いません。最期まで自分の足で歩きたいという方でしたらどなたでも参加していただけます。お申し込みはmariko.onodera@dukeswalk.netまで

 

靴の裏をみてみましょう

靴の裏をちょっと見てみてください。 左右でかかとの減り具合が違っていたり、女性の場合はヒールが取れていて中の釘が見えているなーんていうことはありませんか?

理想的なのは、かかとはすり減らず、拇趾丘(足の親指の付け根)のあたりがすり減っているだけの靴です。 かかとがすり減っているというのは、足を引きずりながら歩いている証拠。

このような歩き方で1万歩を目指すよりは、引きずらない歩き方で3,000歩あるく方が身体には効果的なのです。 そして、足をひきずる歩き方を続けると、足が上がらなくてもいい身体を作ってしまうので、結果的にほんの小さな段差でつまづいてしまうようになってしまいます。

それを解消するのに、こんな運動をお勧めします。

◇つま先で立ったりかかとで立ったりする運動

介護・福祉の応援サイト「けあサポ」より モデル 太田 由美子

 

バランスが取れにくい場合は何かに捕まっても構いません。 でもいつか何も捕まらずに行えることを目標にしていただきたいですね。

この運動で、つまづきにくい身体ができあがります。 「すべった、転んだ、つまづいた」はきっかけは小さなものですが、大きなけがに繋がることがあるので侮れないのです。

お家でできる運動ですので思い出したらやってみてください。 ただしやり過ぎは禁物です。

 

よくつまづく方へ

ウォーキングを教える仕事をしているとよく聞くのが「歩き方が悪いのか、よくつまづくんです」というお話。年齢に関係なくよく言われます。

確かに歩き方を拝見すると、「危ない!」と思わず手を出してしまいそうになる時もあります。どうしてこうなってしまうのかというと

1. 足を引きずって歩く習慣がついてしまっている

2. 足首が動いていない

 この2つが大きく原因として挙げられます。

これらを解消するために前回のエクササイズに加えて、足首をきちんと動かす運動を行ってみてください。
これが歩きの中に習慣づくと、同じ1歩でもこれまでとは全然違う1歩になっていくのです。

◇足首を「くるくる」動かす運動

介護・福祉の応援サイト「けあサポ」より モデル 太田 由美子

 

この運動をやってから歩き出すと、いつものように歩いていても勝手にスピートがあがってしまうのです。
ぜひ「くるっくー!」といいながら楽しくやってみてくださいね。

 

病院でもできること

この前の記事で、足首を動かす運動をご紹介しましたが、あの運動はつまづきにくくなったり、歩くスピードが早くなったりするだけでなく、歩く事で身体の中の血液のめぐりがよくなっていく身体を作るのです。

そのポイントになるのが 「ふくらはぎ」 足首を動かすとふくらはぎも動きますね。ふくらはぎは第2の心臓と言われるほどの力も持っています。立った姿勢の時に重力によって身体の下に下がってしまった血液が、1メートル以上も高いとろ駒で血液を押し上げるのは大変な負担です。 それを心臓の拍動だけでやろうとすると心臓には大きな負担がかかります。 そんな時に第2の心臓であるふくらはぎが動いて、血液を押し上げてくれたらそれだけで心臓への負担が軽くなります。

また、足首が動く事で脳の働きがよくなるので、物忘れやボケなどの改善にも役立ちます。

足首を動かしながらちゃんと歩けたらいいのですが、中にはご病気などで入院される方などもいらっしゃるでしょう。そういう方こそ早く退院できるように、寝ている姿勢のままで足首を動かして(つま先を伸ばしたり、足首を曲げたり)欲しいです。 自力でも他力で誰かが動かしてあげても良いです。 足首が動いて、ふくらはぎが動く事が重要なのです。

人間は動物です。 適度に動く事で生命の機能がうまくいくようにできています。 動かせるうちは動かしておきましょう!

 

ちょっと気持ちが塞いだときに

適度に動く事で生命の機能がうまくいくようにできています。

なのに、様々な要因で本来動くはずの機能を使わないでいると、身体が動かなくなるばかりでなく、心も動きにくくなってきてしまいます。 重篤な場合は、専門の病院にかかる必要がありますが、日常的にある「ちょっと気持ちが塞いだ時」みなさんならどうされていますか?

私たちはウォーキングを教える立場から普段から 「身体が疲れた時は、ちゃんと休め。でも心が疲れている時はちょっと動こう」 とお伝えしています。

一般には皆さん逆の行動を取りますよね? 腰が痛くてもシップを貼ってがんばってしまう。気持ちが落ち込んでいたら布団をかぶってじっとしている…。

これではその辛さから抜け出すのによけい時間がかかってしまいます。

心がちょっと塞いだら「お散歩」に出かけてみてください。 歩くという単純で繰り返しの運動を行う事で脳内にはセロトニンという、気持ちよくなる脳内物質が分泌されるのです。 特に男性は「お散歩」が有効です。

男性のストレス解消は足にあると考えているからです。ですから男性で気持ちがちょっと塞いでいるようでしたら、お散歩。または足のマッサージが有効です。 女性は… おしゃべりが一番いいそうですよ。やっぱり。(笑)

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病院から早く脱出する!

なーんて書くと窓から飛び出してきそうですが、そういう事ではありません。(笑) 現在私は東京・名古屋・つくばで定期的なクラスを8つ行っています。 それぞれみな特徴があって、どのクラスも大好きなクラスなのですが、東京日本橋三越で行っているクラスは平均年齢が60歳を越えています。 約10年前から行っているクラスで、最初からずーっと通ってくださっている方もたくさんあります。

先日その中の70代の方が脳梗塞で入院されたと連絡が入りました。 ご主人様を数年前に亡くされて、お独り住まい。 いろいろな持病もお持ちだったようでしたのでとても心配していましたが、1ヶ月後お元気な姿でクラスに顔を出してくださいました。 伺ったところによると、脳梗塞が起こったのは「小脳」。 運動器に影響を及ぼす脳だったので、運動機能がどうなったかとても心配しましたが、まったく後遺症が残らなかったと笑顔で答えてくださいました。 普通は小脳で梗塞が起こると、多くは運動機能にマヒなどが残り、自力で歩いて退院できるだけでも「よかったですね」と看護婦さんが言うのだと聞きました。 そんな中で「ぴんしゃん!」なお姿で退院され、もうレッスンにも復帰されています。

その話を聞いたある看護士さんが言われていました。 「過去に運動をした事がある方は、回復が早く退院も早くなるんです。というのも、自分はどのくらいまで動けていたかを認識しているので、リハビリの目標が定まりやすいのです。 ですが、普段身体を動かしていない方はその目標がないのでリハビリも進まず、結果的にいつまでも改善しないことが多いです」

それにしても、うちの生徒さんすごいです、入院中もリハの先生に「きれいに一本の線を歩けますね〜」とほめられたとか。 そりゃそうですよ、10年間「一本の線の上をめがけて歩きましょう!」というのをやってきていますから。 今からでも遅くはありません。身体を動かす習慣をつけていっていただきたいと思います。

 

良い姿勢でいたいから

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新しくお教室に通ってくださる生徒さんに「どんなきっかけでこのクラスを申し込まれましたか」といつも聞くようにしています。

以前は「やせたくて…」という答えが圧倒的に多かったのですが、今一番多い回答は 「良い姿勢でいたいので…」 というものになりました。

特に50歳以上の方はそうです。 やはり子供時代に親御さんから「姿勢が悪い!」とか「背中が丸まってる!」という教育を受けられてきたからでしょう。 姿勢が悪い事はとても恥ずかしい事なのです。 ですが年齢を重ねるうちに少しずつ背中が丸くなり、あるときお孫さんからそれを指摘さてた…という方もいらっしゃいました。

私のクラスではレッスンをそれなりに続けているとみな身長が伸びるようです。 私も40歳を越えて伸びました。 50代の生徒さんも「健康診断で1.5センチ伸びてました!」と報告してくださる方も… もちろん、子供時代のように成長している訳ではないのですが、毎日姿勢よく歩く事で身体のゆがみがほぐれ、その分伸びたのでしょう。 そして70代の生徒さんが言います「このレッスンのおかげで、縮まないの!だから同窓会が楽しみで…!!」 なんでも、周りの同級生は縮んで行く中で自分は縮まないので、相対的に伸びているように感じてうれしいのですって(笑)

何度も言いますが人間は動物です。 動かし続ける事で機能するようにできています。 そして歩けることができれば、あなたの事を好きなところに連れて行ってくれます。 いつまでも歩き続けられる身体づくりを少し加えて、できるだけ長く好きなところにお出かけください。

 

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小野寺MARIKO
1966年生まれ 東京都出身
1989年筑波大学体育専門学群(体力学)卒業
 在学時はバスケットボールの選手。卒業後、健康のための運動を各団体・企業に指導する活動に従事する。
2001年  デュークズウォークに入門しデューク更家氏に師事。
 現在は、最高位である「ウォーキングスタイリスト マエストロ」資格を持ち後進の指導に当たるとともに、各地のカルチャースクールなどで指導。また多くのイベント・ メディアへの出演で、デュークズウォークの魅力を多くの人に伝えている。
 健康運動指導士、ヘルスケアトレーナー、心理相談員
 (以上、厚生労働省認定資格)。
公式HP:http://www.dukeswalk.net/stylist/onodera/index.html

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